結婚相談所の入会を考えているけど。。
でもちょっと心配です。
入会後、やっぱり入会を取りやめたいと思ったら??
クーリングオフってできるのかな。
将来のパートナーを探すための「婚活」をするということが当たり前になってきました。
いろいろな婚活方法がある中で、「早く理想の人と巡り合いたい」と考えている本気度が高い人の多くは結婚相談所を選んでいます。
とはいえ、「入会したけどやっぱり解約をしたい」と思う人がいるのも事実です。
ここでは
- クーリングオフとは
- クーリングオフと中途解約
- 結婚相談所への入会前に確認したいこと
- クーリングオフに応じてくれない場合
おもにこのような内容をお伝えしていきます。
結婚相談所は、「特定商取引法(特定商取引に関する法律)」の対象になっているのでクーリングオフをすることができます。
もくじ
クーリングオフとは
そもそも「クーリングオフ」とはどんな制度なのでしょうか。
クーリングオフとは
消費者を守るための制度
クーリングオフの条件を満たしていれば不利益になることなく、契約を取り消すことができます。
クーリングオフは消費者にとってとっても有難い制度です。
いくつか条件がありますが、それらを満たせば契約をなかったことにできるのですね。
結婚相談所は、平成16年1月1日より「特定商取引法」の規制対象となる「特定継続的役務提供」の特定継続的役務として指定されました。
つまり、契約期間が2ヵ月を超えて、5万円以上の契約の場合はクーリングオフや中途解約が法規則に定められているのです。
これらの法律を守って結婚相談所はサービスを提供しているんです。
「特定継続的役務提供」とは
長期・継続的な役務の提供と、これに対する高額の対価を約する取引のこと。
現在、エステティック、美容医療、語学教室、家庭教師、学習塾、結婚相手紹介サービス、パソコン教室の7つの役務が対象になっています。
結婚相談所への入会前、カウンセラーの話を聞いてすっごくワクワクして、自分に必要なサービスだと思い込んでしまうことがあります。
ちょっと興奮してしまって冷静に判断できないことがあるんですね。
また、とってもたくさんの大事な情報の話が一気にあるので、聞き逃してしまうこともあります。
なので、数日経って冷静になると「やっぱり自分には合わない」と思うことも。
婚活の中でも結婚相談所は費用が安くはないので、負担になってくるのですね。
そんな時に役に立つのがクーリングオフ。
8日以内にクーリングオフを申し入れしましょう。
クーリングオフと中途解約の違い
クーリングオフがどんな制度なのか大体わかっていただけたと思います。
では、中途解約とはどう違うのでしょうか。
クーリングオフと中途解約、一旦交わした「契約を打ち切る」ということでは同じですが、詳しく見ていくと違いがはっきりしてきます。
■ クーリングオフ
契約日から8日以内であれば、消費者が不利益を全く受けることなく解約することができる
■ 中途解約
契約期間の途中で消費者が一方的に解約を申し入れる
なので、ほとんどの結婚相談所の場合は中途解約を申し入れると違約金が発生します。
この違約金の金額は結婚相談所によって決められています。
クーリングオフと中途解約については、入会時に説明されるのが一般的です。
この説明をしない結婚相談所は、信用できないと考えたほうがいいです。
結婚相談所でクーリングオフを考える時
クーリングオフをすることを前提に契約をする人はいないと思いますが、どんな時にクーリングオフを考えるのでしょうか。
自分が考えていた結婚相談所のイメージと違う
ワクワクして入会したものの、自分がイメージいた結婚相談所でなかった場合、不安になったり熱が冷めてしまうことがあります。
これは入会前のサービスなどの説明の際にクリアできる問題なのですが、スタッフの説明が不十分だったり、丁寧さに欠けていたりするとこのようなことが起こってしまいます。
分からないことは入会前に解決しておきたいものです。
とはいえ、きちんと理解をしていても「やっぱり違う・・」と思うこともありますよね。
信用できないと婚活はスムーズに進みません。
自分の思いを結婚相談所のスタッフに伝えましょう。
サービスの説明が明らかに強引な勧誘だった
「スタッフの人が強引すぎて契約したけど、一晩経ってよく考えるとこの契約は間違っていた」と思った時です。
私は結婚相談所の中の人なので分かるのですが、結婚相談所側としては即決で契約をしてほしいのがホンネです。
そりゃそうですよね。
気持ちが熱いうちに入会してほしいです。
なので中には強引に勧誘している結婚相談所もあります。
「勧誘の程度」は人によって感じ方が違うので、スタッフが軽く誘ったつもりでも強引だったと感じるかもしれません。
どんなところなのかちょっとだけ説明を聞きに来た場合とか、決められずに迷っている場合はすぐに決めずに保留にしましょう。
トラブルを避けるためにも一晩よく考えてから契約をしましょう。
最初から入会する気満々だったら即決はOKですよ(^^)
結婚相談所での婚活に対してやる気がなくなった
入会する時は気分も高揚しモチベーションが上がりまくりなので、ネガティブなことは全く考えません。
ですが、果たして結婚相談所でうまくいくのだろうかと考えた時、一気に熱は冷めてしまいます。
婚活すらうまくいかないと思えてきます。
このような時はすぐにスタッフに相談をすればアドバイスをもらうことができます。
サポートが充実している結婚相談所の場合ね。
そうでない場合は、クーリングオフを考えたほうがいいでしょう。
モチベーションが下がっていては、うまくいくこともうまくいかなくなってしまいます。
結婚相談所への入会前に確認したいこと
クーリングオフは消費者を守る有難い制度ですが、利用しないに越したことはありません。
そのためにも結婚相談所のサービスの内容を理解し、入会時の契約はよく話を聞いて慎重に行いましょう。
そうはいってもね、説明の話は長いし内容は多いし、集中していても聞き漏らすことだってあります。
結婚相談所のサービス内容は様々で分かりにくいです。
そのために、特に大事なチェックポイント挙げてみました。
- サービスの内容に関すること
- 料金に関すること
- どのタイミングで成婚退会になるのか
- クーリングオフと中途解約について
会員の期間を含めてサービス内容の全般です。
別途料金がかかるサービスか、サポートの有無や回数など
初期費用から月費用、お見合い料や成婚料、更新料など、お金に関することはすべて確認
結婚相談所によって成婚の定義が違います。
成婚料にも関わってくるので確認しておきましょう。
今までお伝えしたように大事なことなので要チェック!
結婚相談所はそれぞれに特徴があり、サービス内容は様々です。
なので、複数の相談所を経験していたとしてもきちんと説明は受けましょう。
「知ったかぶり」は損しますよ。
クーリングオフに応じてくれない場合は?
婚活が当たり前になり、結婚相談所がとても多くなっている今、良心的ではない結婚相談所も存在します。
「クーリングオフに応じてくれない」という相談所は、まさに消費者の立場を考えてくれない悪徳の結婚相談所だと言えます。
そのような結婚相談所に契約をしない目を養うことが大事なのですが、もしも悪徳結婚相談所に出会い「クーリングオフに応じてくれない」ことが起こったら・・
「国民生活センター」に相談しましょう。
国民生活センターは消費者と業者間のトラブルから消費者を守ってくれる、国が設置している独立行政法人です。
生活における様々な苦情やトラブルの相談を受け付けています。
なので、クーリングオフに関するトラブルにも対応してくれます。
まとめ:契約する前に信頼できる結婚相談所か確認を!
今回はクーリングオフについてお伝えしました。
⇒ 結婚相談所でトラブルは起こりやすいの?よくあるトラブルとその対処法とは
人生の大事な結婚に関わる選択ですから、自分に合った結婚相談所を選びたいものです。
そのためにも慌てて入会するのではなく、事前に情報を集めて「信頼できる結婚相談所」なのか、見極める目も養いましょう。
あなたの婚活にお役に立てるとうれしいです。